NPО知多から世界への概要
2005年愛知万博開催の1か月前の2005年2月17日、地元各界の大きな期待を担って中部国際空港(セントレア)が開港しました。この開港に向けては、国、愛知県等行政機関及び経済界が一体となって計画づくりを行い、空港・アクセスの建設がなされました。先行する成田国際空港、関西国際空港においては、かつて地元との大きな衝突が発生し混乱が生じましたが、セントレアにおいては、このような衝突は回避され、これは、セントレア事業の推進にあたって、事業推進にあたっての地元への様々な配慮がなされ、また地元の各界・市民の理解によるところによるところ大きいと考えられます。この背景には、かつて国の航空審議会の主要メンバーであった元高千穂商科大学教授の山本雄二郎先生から「地域」と「空港」共存に向けたアドバイスによるところが大きいと思われます。
「知多から世界へ」はこのような経緯のなかで、セントレアと地域との共発展を市民の立場から推進することを目指して、セントレア事業の推進に関わった学識者、愛知県職員ОB及び市民によって発足しました。 これまで、セントレア始め地元の市町村・経済団体等の支援をいただき、多くの各界の有識者による37回を数える講演会を実施しますとともに、毎年知多地域の中学2年生毎年約20名を英国に派遣し、様々な体験をしていただく事業を実施しています。